犬と子ども
今回は、「犬とこども」についてお話したいと思います。
・犬はこどもにとってどんな関係?
・子どもに与える影響は?
・犬とこどもの注意点は?
まず、最初にイギリスの有名なことわざの詩がありますのでご紹介します。
「子供が生まれたら犬を飼いなさい」
子供が生まれたら犬を飼いなさい
子供が赤ん坊の時、子供の良き守り手となるでしよう。
子供が幼少期の時、子供の良き遊び相手となるでしょう。
子供が少年期の時、子供の良き理解者となるでしょう。
そして子供が青年になった時、自らの死をもって子供に命の尊さを教えるでしょう。
子どもの時から、犬を飼って育った私にとってはすごく心に響くこのことわざ。
まさしく、このことわざの通り犬と育ち色々な事を教えてくれた心の支えでもありました。
そう、名前は「チェリー」。ちょうど私が小学校行き始めたころに念願柴犬チェリーを飼う事になりました。
鍵っ子だった私は、いつも帰ってくるとチェリーが笑顔で出迎えてくれました。
一緒に遊び、日向ぼっこやチェリーのお世話。。。今でも細かく記憶に残っています。
そのチェリーは私が夢だったトリマーになり動物病院で働くまで見届けてくれました。
犬は人にそっと寄り添い話さなくても、心に働きかけてくれる動物だと思います。
「犬はこどもにとってどんな関係?」
今、私の子供達も赤ちゃんの時から犬と生活をしています。
子どもが赤ちゃんの時、犬はシニアと中年。犬は、ずっと赤ちゃんのそばで見守っていました。
赤ちゃんが泣けば「泣いている」と私に知らせに来たり、赤ちゃんが行くところ行くところについて回っていました。
犬は子どもにしてみれば、最初からいて当たり前の家族でした。
「こどもへ与える影響」
こどもが赤ちゃんの時、犬が歩き回るのを目で追い一生懸命後を追い犬と遊ぶ時間も大好きでした。
赤ちゃんと、犬の世話はすごく大変!!?と思われがちですが、ずいぶんうちは子の犬が赤ちゃんの相手をしてくれたため助かりました。
幼児になってくると、散歩やおもちゃで一緒に遊び相手になっています。
幼稚園にもなると、外のストレス、母のストレス?(笑)も犬を見たら顔も心もほころび抱きしめています。
お客様で、よくお子様が思春期のときのお話で聞くのですが、思春期になると犬を通してコミュニケーションを取ったり慰めてもらったりとその頃になると親も犬の存在も大きくなっていること。
子供にも自分にも癒しをくれる大事な役割をしてくれているのだと思います。
犬は話さないため、何を思っているのかこちらも「犬の気持ち」を考える力を付ける必要があります。
大人よりも子供の方がもしかしたら感じるものが早いかもしれません。
犬を通して、相手の気持ちを考える事・観察力も自然と身に着けるきっかけであるとも思います。
小さいお子様をお持ちのご家族は、お子様が手がかかるから落ち着いてから考えるという方も多いですが
結構、犬も子供も最初のしつけやお世話も似てるところが多くあります。もしかしたら、子供が犬に興味を持つと子供に対する大変さというものが半減するかもしれませんね。
だからといって、すぐ犬を飼うというのではなくまず犬と触れ合う機会を作って様子を見て犬を家族として迎え入れるか検討されてもいいと思います。
「注意点」
犬と子どもは大きな心の成長と絆などを深めることができます。
ただ、犬も犬種や性格、しつけなどによってはこどもを傷つけることもあります。
犬を飼う前に、犬の習性も理解し終生飼養家族の一員として責任をもつ。
という事を念頭に子どもにも教えていく事が大事です。
また、最近では犬アレルギーをもつ方もいるため家族にアレルギーは持っていないか確認は必要となります。
犬を飼いたいけど飼えない環境もあると思います。
家族として迎え入れれないけれれど、犬と触れ合う時間を取り入れたらいいと思いますよ。